神社仏閣に行って、「参拝以外に何を楽しめば良いのだろう」と思ったことはありませんか。

この記事では、私が参拝を重ねる中で見つけた手水舎・狛犬・彫刻・御神木などの楽しみ方をご紹介します。

記事を読むことで、神社仏閣の新たな見どころが分かり、参拝の楽しみがもっと広がります。

次の参拝では、思わぬ場所で素敵な発見に出会えるかもしれません。

神社の手水舎にはそれぞれ個性が光る

手水舎は、参拝の前に手や口を清める場所です。

以前の私は、手水舎を「手や口を清める場所」として見ているだけでした。

ところが神社仏閣を巡るうちに、龍の吐水口や花手水、和傘で彩られた手水舎など、それぞれに違いがあることに気付きました。

【龍や動物の吐水口】

📸京都市 世界遺産 本願寺

【花手水や傘手水】

📸北海道伊達市 伊達神社

【手水舎の個性が素敵】

龍の表情や吐水口の形を見てみたり、季節ごとに変わる飾りを楽しんだり。

華やかな飾りがなくても、石や木の造りなどに目を向けてみると、それぞれの手水舎に違いがあります。

今では参拝に上がる時、「今日はどんな手水舎かしら」と見ることも、私の神社仏閣巡りの楽しみの一つになりました。

これまで何気なく通り過ぎていた方も、次に訪れた時には、手水舎を少しゆっくり見てみると、新しい発見があるかもしれません。

神社の狛犬は表情も姿もそれぞれ違う

神社仏閣巡りを始めた頃の私は、狛犬はどこも同じような姿をしていると思っていました。

ところが実際に各地を巡ってみると、力強い姿や優しい表情、首をかしげたように見えるものなど、表情や姿に違いがあることに気付きました。

鹿児島県神社庁でも、狛犬について次のように紹介されています。

「狛犬の表情は神社、あるいは地域によって実に多様」

出典:鹿児島県神社庁「神社ものしり辞典」

実際に見比べてみると、その違いも神社仏閣巡りの楽しみになりました。

【狛犬を見るようになったきっかけ】

📸和歌山県 世界遺産 高野山

それまでにも狛犬は見ていたと思いますが、この青銅色で筋肉質に見える狛犬は、強く印象に残りました。

「狛犬って、こんなに違うのね」

この一体との出会いが、参拝に上がった時に狛犬の表情や姿を見るようになったきっかけでした。

【表情や姿勢にも目を向けてみる】

📸京都府 智恩寺

天橋立近くの智恩寺では、年月を感じる狛犬や、首をかしげたように見える狛犬に出会いました。

以前なら何気なく通り過ぎていた狛犬も、一度その違いに気付くと、表情や姿勢、材質などにも自然と目が向くようになりました。

今では「今日はどんな狛犬に出会えるかしら」と見ることも、神社仏閣巡りの楽しみの一つになっています。


神社の彫刻は宝探しのように楽しい

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私が神社仏閣の彫刻に興味を持ったきっかけは、世界遺産の日光東照宮でした。

訪れたのは12月でしたが、有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の前には多くの人が集まっていました。

私も最初は三猿を見るのが目的でした。

ところが境内を歩いていると、建物のあちらこちらに彫刻があることに気付きました。

【世界遺産 日光東照宮の彫刻】

📸栃木県 世界遺産 日光東照宮 

【龍や動物の彫刻】

📸京都市 世界遺産 本願寺唐門

その頃の私は、彫刻が何を表しているのか、その意味までは分かりませんでした。

それでも一つ見つけると、「ここにもある」「あそこにもある」と、次の彫刻を探したくなります。

龍や動物など、神社仏閣によって出会う彫刻もさまざまです。

「これは何を表しているのだろう」

そう思いながら境内を歩いていると、まるで宝探しをしているようで、意味を知らなくても楽しむことができました。

そして、気になった彫刻は帰ってから調べてみる。

最初はただ「面白い」と眺めていたものにも、どのような意味や物語があるのかを知ることで、また違った見方ができるようになりました。

神社仏閣を訪れた時には、有名な彫刻だけでなく、社殿や門にも少し目を向けてみると、思いがけない彫刻に出会えるかもしれません。


神社の建物は細かなところにも見どころがある

以前の私は、神社仏閣を訪れると建物全体を見て、その大きさや美しさに目を向けることがほとんどでした。

ところが各地を巡るうちに、足元や柱、木組み、床、欄間などにも目を向けるようになりました。

知らなければ通り過ぎてしまいそうなところにも、思いがけない発見があります。

【足元にも目を向けてみる】

📸京都市 本願寺

本願寺で、ふと足元に目を向けた時に見つけた小さな像です。

大きな石を下から支えるような姿をしていて、表情も豊か。

最初は気付かなかっただけに、見つけた時には思わず写真を撮りました。

建物や門を見上げるだけではなく、足元にも目を向けてみると、こんな発見がありました。

【柱や木組みにも目を向けてみる】

📸奈良県 世界遺産 法隆寺 金堂

法隆寺金堂では、建物全体だけでなく柱や木組みにも目を向けてみました。

そこで見つけたのが、龍の姿です。

大きな建物を見ているだけでは気付かなかった細かな部分に目が留まり、思わず見入ってしまいました。

📸奈良県 世界遺産 法隆寺 五重塔

五重塔でも、屋根を支えている木の像を見つけました。

見つけた時には、思わず「居た~~~」と声に出したくなるような気持ちでした。

こうしたものを一つ見つけると、「ほかにもないかしら」と、今まで見ていなかったところにも自然と目が向くようになります。

また、現地で説明を聞き、五重塔の内部にも小群像が納められていることを知りました。

それまで建物の外観ばかり見ていた私にとって、建物の中にも目を向けるきっかけになりました。

【床や欄間にも発見がある】

📸京都市 本願寺

本願寺を訪れる前には、公式ホームページで紹介されている「お西さんの映えスポット」を印刷して持って行きました。

現地では、それを見ながら一つずつ探して境内を巡りました。

すると、床や欄間など、それまでの私なら気付かなかった場所にも目が向くようになりました。

この魚の意匠も、その時に見つけたものの一つです。

出典:本願寺公式ホームページ「お西さんの映えスポット

自分だけでは気付かなかった場所も、事前に公式情報を見ておくことで「ここも見てみよう」と探すことができます。

神社仏閣では、建物全体だけではなく、足元、柱、木組み、床、欄間、そして建物の中へ。

少しずつ目を向ける場所を広げてみると、今まで気付かなかったものに出会えるかもしれません。

神社の御神木から長い歴史を感じる

神社を巡っていると、思わず見上げてしまうような立派な御神木に出会うことがあります。

【境内を見守る御神木】

📸島根県 揖夜神社

長野県神社庁では、神社の境内にある注連縄をめぐらした大木を「御神木」といい、大木に神様が降りていらっしゃるという信仰によるものと紹介されています。

出典:長野県神社庁「氏神様のおまつり」

この御神木も、近くで見上げると想像していた以上に大きく、長い年月を重ねてきた木なのだと感じました。

以前は社殿などに目が向くことが多かったのですが、神社を巡るうちに、御神木にも自然と目が向くようになりました。

神社によって出会う木も、その姿もさまざまです。

ただ、私自身は長い年月を重ねてきた大きな木を前にすると、「この木は、ここでどれほどの時を見てきたのだろう」と思うことがあります。

神社を訪れた時には、社殿だけでなく境内の木々にも目を向けてみると、また一つ違った見方ができるかもしれません。


神社仏閣巡りは見る場所が増えるともっと楽しくなる

神社仏閣巡りを始めた頃の私は、今のように境内の細かなところまで見ていたわけではありません。

参拝を重ねるうちに、

「こんな狛犬もいるのね」

「こんなところにも彫刻があるの?」

と、一つ気付くたびに、次に見る場所が少しずつ増えていきました。

手水舎、狛犬、彫刻、建物の細かなところ、御神木。

そして最近は、境内にある説明板もできるだけ読むようになりました。

そこに書かれた由緒や歴史を知ることで、それまで何気なく見ていたものにも、長く受け継がれてきた物語があることを知ることがあります。

一人旅なら、気になった場所で立ち止まり、ゆっくり見たり、写真を撮ったりする時間も自分で決められます。

最初からすべてを見ようとしなくても、一つ気になるものを見つけるところから。

次に神社仏閣を訪れた時には、今まで何気なく通り過ぎていたところにも、少し目を向けてみてはいかがでしょう。

そこから、自分なりの神社仏閣巡りの楽しみが少しずつ増えていくかもしれません。

写真から、次に訪れたい神社仏閣を探してみる

神社仏閣を巡る楽しみは、現地だけではありません。
美しい写真を眺めながら「ここへ行ってみたい」と次の旅を探す時間も楽しいものです。

私も写真を見て気になった場所があると、地図を開いて「ここなら、どこと一緒に巡れるかしら」と旅の計画を考えることがあります。

神社仏閣の美しい風景を集めた本から、次に訪れたい場所を探してみるのもいいですね。