伊丹空港で食事やお土産を選ぶ時、どのお店に入ろうか迷うことはありませんか。

この記事では、安永5年創業の老舗「美々卯」について、伊丹空港で実際に食べたきつねうどんと天丼、花ぼうろのお土産、店舗を利用して分かったことをご紹介します。

事前に老舗の想いを知ってから味わうことで、空港での食事が旅の楽しみに変わります。

伊丹空港で出会った老舗店「美々卯」

伊丹空港の保安検査後エリアにある美々卯の空味(伊丹空港内)店舗

私は旅先で老舗店を探すことを楽しみにしています。

今回は伊丹空港で食べられる老舗店を調べていたところ、美々卯(みみう)を見つけました。

実際に訪れてみると、料理だけではなく、老舗ならではの魅力にも出会えました。

実は空港にも老舗店はいくつもあります

空港というと、お弁当やカフェ、お土産店のイメージが強いかもしれません。

でも調べてみると、創業100年以上の老舗店が営業している店、商品もあります。

最初は私も「空港に老舗店があるの?」と驚きました。

実際に調べて訪れてみると、その土地で長く愛されてきた味や想いが、空港にはたくさん集まっていることが分かりました。

まるで百貨店のように、その土地で長く愛されてきた名店が並んでいるのです。

しかも空港では、創業年が書かれていたり、昔ながらの包装紙や趣のある商品が目に入りやすく並べられていたりと、老舗店が分かりやすい工夫もされています。

「こちらも見てみませんか。」

そんなふうに老舗店から声をかけられているような気がして、私はつい足を止めてしまいます。

私も最初から、その声が聞こえていたわけではありません。

旅を重ね、老舗を好きになればなるほど、創業年や包装紙、お店の佇まいなどにも自然と目が向くようになりました。

すると、「こちらにも素敵なお店がありますよ。」と、老舗店が語りかけてくれているように感じるようになったのです。

伊丹空港を事前に調べたから出会えた「美々卯」

私は旅へ出かける前に、目的地だけではなく利用する空港の中に老舗店が無いか調べています。

その理由は、その土地で長く愛されてきた老舗店と出会えるからです。

今回も伊丹空港を事前に調べていたところ、安永5年(1776年)創業の「美々卯」を見つけました。

私は蕎麦が好きなので、事前に調べていなければ、きっとそのまま通り過ぎていたと思います。

旅の前に少しだけ調べてみる。

それだけで、旅先で老舗店と出会う楽しみが一つ増えました。

「美々卯」店舗

店舗名
本店 megumi大阪市中央区平野町4-6-18 御霊神社西裏
本町店大阪市中央区本町4-6-4 北御堂西裏   
境店大阪府堺市堺区中之町東1-1-12阪境線宿院駅南東
新大阪店大阪市淀川区西中島5-16-1JR新大阪駅ビル2階
なんば店大阪市中央区難波5-1-18
なんばダイニングメゾン7F
阪神店大阪市北区梅田1丁目13−13
阪神梅田本店9階
梅田ルクア店大阪市北区梅田3-1-3ルクアイーレ10F
あべのハルカスダイニング店大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
あべのハルカス近鉄本店タワー館13階
伊丹空港店大阪府豊中市蛍池西町3-555 
中央ブロック2階/セキュリティチェック前
空味(伊丹空港内)大阪府豊中市蛍池西町3-555 
大阪国際空港内 北ターミナル2F
京都伊勢丹店京都市下京区烏丸通塩小路下東塩小路町901  JR京都伊勢丹百貨店11F
心斎橋店大阪市中央区西心斎橋1-3-3
オー・エム・ホテル日航ビルB2

私が利用したのは、太文字「空味(伊丹空港内)」です。


「美々卯」が一番大切にしているもの

老舗店を訪れる時、私は必ず公式ホームページも読むようにしています。

そのお店が何を一番大切にしているのかを知ってから訪れると、同じ料理でも感じ方が変わるからです。

美々卯も、その想いを知ってからいただくことで、一杯のうどんに込められたこだわりをより深く感じることができました。

出汁を料理と考える「美々卯」

美々卯の公式ホームページを読んで、一番印象に残った言葉があります。

それは、

「美々卯は、出汁を料理だと考えています。」

という一文です。

美々卯では、北海道産の利尻昆布や土佐清水産の宗田鰹節、枕崎産の本枯節を使い、2時間をかけて丁寧に出汁をとっています。

長い歴史の中で受け継がれてきた出汁へのこだわりは、まさに美々卯が一番大切にしている想いだと感じました。

老舗はいつも新しい

美々卯の会社情報ページを読んで、心に残った言葉があります。

それは、

「老舗はいつも新しい」

という言葉です。

250年以上続く老舗だからこそ、受け継ぐべきものは大切に守りながら、時代に合わせて変えるべきものは変えていく。そんな想いが、この短い言葉に込められているように感じました。

伝統を守りながら、新しい時代に合わせて歩み続ける。その積み重ねが、今も多くの人に愛され続けている理由なのだと思います。

「美々卯」の原点は蕎麦だった

「美々卯」と聞くと、うどんすきやうどんを思い浮かべる方も多いかもしれません。

けれど、本店ページを読んで驚いたことがあります。

それは、美々卯が元来、蕎麦の味を大切にしてきた老舗だったということです。

本店ページには、今でも料理の基本となる「台」は蕎麦であり、うどんは「台替わり」と紹介されています。

私は蕎麦が好きなので、この一文を読んだ時に、とても心を惹かれました。

うどんすきで知られる美々卯の奥に、蕎麦を大切にしてきた歴史がある。

そう知ると、美々卯という老舗の見え方が少し変わりました。

長く受け継がれてきたものは、表に見えているものだけではないのだと思います。

出汁を料理と考え、蕎麦を大切にしてきた美々卯。

だからこそ、伊丹空港でいただいた一杯のうどんの出汁にも、長い歴史の積み重ねを感じたのかもしれません。


実際に食べて感じた「美々卯」の味

公式ホームページで「出汁を料理」と考えていることを知ってから、実際に伊丹空港で美々卯をいただきました。

事前にその想いを知っていたからこそ、料理が運ばれてきた時、まず最初にお出しを味わってみたいと思いました。

ここからは、実際に食べて感じた美々卯の味を、私の体験として紹介します。

まず最初に出汁をいただきました

公式ホームページで「出汁を料理」と考えていることを読んでいたので、料理が運ばれてきた時、私はまず最初に出汁をいただきました。

澄んだ出汁を一口いただくと、だしの香りが口いっぱいに広がりました。

強く主張する味ではないのに、しっかりと印象に残る。

上品で、優しくて、あとから静かに余韻が残るようなお味でした。

「出汁を料理」と言い切る美々卯の想いは、とても力強いものです。

けれど、実際にいただいたお出しは、前に出すぎない優しさがありました。

私はその時、思わず「美味しさが謙虚」と感じました。

これこそが、美々卯の出汁なのだと思います。

きつねにも感じた上品さ

出汁を味わった後に、きつねうどんをいただきました。

きつねには、出汁の味がじんわりと染みていて、口に入れると優しい甘みとお出しの風味が広がりました。

濃い味で強く印象づけるのではなく、上品さが美々卯らしいと感じました。

ほっとするような優しさがありながら、後味はすっきりしています。

お出しだけでいただいた時にも感じた「美味しさが謙虚」という印象は、きつねにも同じようにありました。

一杯のうどん全体に、美々卯が大切にしている出汁の味が静かに行き渡っているように感じました。

天丼との相性

きつねうどんと一緒にセットの天丼もいただきました。

上品なお出しのうどんに、天丼の香ばしさと甘辛い味わいが加わることで、食事としての満足感がぐっと増しました。

お出しは優しく、天丼はしっかり。

この組み合わせがちょうどよく、最後まで飽きずにいただくことができました。

私は海老が好きなので、天丼の海老をいただく時は、きっと嬉しそうな顔をしていたと思います。

老舗の出汁を味わいながら、天丼も楽しめる。

伊丹空港での搭乗前に、しっかり食事をしたい時にも利用しやすい組み合わせだと感じました。

セットに付いているものではありませんが、食後に無料で珈琲をいただけるのは、搭乗前の時間にも嬉しく感じました。

「美々卯」花ぼうろはお土産にもおすすめ

伊丹空港で購入した美々卯の花ぼうろ

お皿に出すと、花の形がかわいらしい花ぼうろでした

伊丹空港では、食事だけではなく、お土産としてレジの横にあった「花ぼうろ」も購入しました。

旅先で出会った老舗の味を、家に帰ってからもう一度楽しめるのも、お土産の嬉しいところです。

花ぼうろは、口に入れるとサックサクの軽い食感がありました。

その後に、ふんわりと上品な甘さが広がります。

私には、砂糖の強い甘さというより、素材の優しい甘さのように感じられました。

美々卯の出汁をいただいた時にも感じた「美味しさが謙虚」という印象は、この花ぼうろにも通じるものがありました。

家に帰ってから家族と一緒にいただき、旅の話をしながらワイワイ楽しめたのも良い思い出です。

自分用のお土産としても、家族と楽しむお土産としても、伊丹空港で見つけて嬉しかった一品です。


「美々卯」空味(伊丹空港内)店へ行って分かったこと

店内は3テーブルでも周囲で食べられる

私が利用した空味(伊丹空港内)店の保安検査後にある店舗は、店内の丸テーブルが3つほどの小さなお店でした。

事前に調べた時は、席が少ないので、混んでいたら食べられないかもしれないと思っていました。

けれど実際に行ってみると、店内だけではなく、周囲にも食事ができるテーブル席がありました。

最初は店内でしか食べられないのかと思っていましたが、ほかのお客様がお盆を持って外のテーブルで食べているのを見て、周辺の席も利用できることが分かりました。

また、伊丹空港には保安検査前にも美々卯の店舗があります。

飛行機に乗る前の時間や、同行者と待ち合わせる場所によって、利用する店舗を選べるのも便利だと思いました。

「美々卯」本店でも出汁をいただきたい

伊丹空港でいただいた美々卯のお出しは、私にとってとても印象に残る味でした。

公式ホームページで「出汁を料理」と考えていることを知り、実際に最初にお出しをいただいたことで、美々卯が大切にしてきたものを少し感じられたように思います。

今回は伊丹空港での出会いでしたが、次は本店でも、ゆっくり出汁をいただいてみたいと思いました。

旅先で老舗店を調べてみると、ただ食事をするだけではなく、そのお店が長く守り続けてきたものに触れる楽しみがあります。

空港での待ち時間にも、素敵な老舗との出会いがあるかもしれません。